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最近はデジカメも安価になり、手ごろな値段になりました。
まずはフィルム代がかからないという大きなメリットがありますよね。しかも、パソコンに保存して、好きなときに取り出せるというメリットもありますよね。
さて今回はデジカメを持ってない人は参考になりにくいですけど、良かったら読んでくださいな。
さて、資料があればあるほど、困ることはないですよね。実際写真を模写するとどんな効果があるでしょうか?
想像ではありえないものが現実にはあったりします。どういう意味かといいますと、想像ではとにかくきれいになってしまいがちということです。人間が住む家を想像で書くとします。
実際は、空気のながれを考えた窓の配置であったり、雨水をつたう配管であったり、想像でかけないものが結構あります。普段何気なく気に留めていないだけで、実は想像では書ききれない箇所は山ほどあります。
ちょっと良い家では、屋根のてっぺんにはかわらで家紋なんかも彫ってありますし。
確かに1カットだけの家のコマであったら、そこまでしなくてもいいんじゃないかとも思います。
どうしてここまでこだわりが必要かというと、先にも言ったように想像できれいに書かないほうがいいということです。たとえば整然と並んだ「団地の自転車置き場」。
でも、実際は、三輪車やら、バイクにかかっているカバーや空気入れなんか転がっていますよね。
実はこの自転車だけではないということが結構大事です。
想像では、なかなかここまで書けるでしょうか?
ではなぜこの自転車だけではないのが良いかというと、そこには普段、目にとめている「日常」があるからです。
そこには確実にリアリティが描かれます。
リアルがあると、物語の空気感が厚みを帯びます。良い事づくめです。
確かに大変ですが、漫画は確実にリアリティにこだわっても、映像にはかてません。が、しかしリアリティに近づける必要はあります。リアリティがあるからこそ、フィクションが活きるという考え方です。
では、次にきれいな草原を書きたいとしましょう。
草原の先には北アルプスがなんてシーンがあるとしましょう。
でも現実に似たようなところで撮影したら、ごみが落ちていたり、草原の先にはビルが見えたりしています。
今度はそのビルを取り除いてください。
そこは北アルプスを撮って、組み合わせるということをすればよいのです。
これは作り上げたリアリティですね。
この二つの相反することは実はどっちも大事で、これこそ漫画が唯一できるフィクションのリアリティです。
つまり生かすも殺すも物語りにのっとって、書いていけばいいわけです。
宮崎駿先生が、こんなインタビューを受けてました。
「夢があるような建物や風景などはどうして生まれるのですか?」
そんな話をしていました。
興味深かったのが、建物はどこから描くか?というところで、
「トイレ」が一番先に書くそうです。
これは、人間誰しも用を足します。
もっとも大事な場所であり、もっともないとおかしい部分だからそうです。
かなりファンタジー色が強い作品でも、必ず描くそうです。
ちゃんとそこに生活の色をおいているということ、これこそ「リアリティ」」ということではないでしょうか?
フィクションはリアルな基盤があってこそ、驚きが生まれます。大事なのは日常を感じられる空間を作れるかという所が一つのポイントです。
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