常識的な感覚を取り入れる

日常では、嘘の様な出来事があったりしますが、これを漫画にしてみると案外つまらない感じになってしまいます。これは都合よく写ってしまうという違和感を読者が感じてしまうからです。

つまりできすぎてる話とかんじてしまう事なんですが、漫画はフィクションですから、当然日常の嘘みたいな事をそのまま漫画にしたら、全くおもしろくないとなってしまいます。いわば日常だからこそという現実だからこそ、おもしろいできすぎた現象がおもしろく感じるわけです。

逆に言えば、漫画はこの日常の現実的な常識を生かす事が重要です。常識があるからこそ、フィクションが活きると事につながります。


キャラクターも同じように、容姿端麗でお金持ちで性格まで良いという完璧な主人公がいたら、読者はやはりさめてしまいます。確かに現実ではいるかもしれませんが、漫画の世界ではそういったキャラクターは読者にとって魅力的なキャラクターにはなり得ません。

皆さんはどう思うでしょうか?一般的な考え方では、容姿端麗でお金持ちでも性格は世の中をなめきっているとか、箱入りで世の中を知らなすぎるとか、どこか悪い部分を想像するでしょう!つまりこの日常的な感覚が大事な要素であり、忘れてはいけない読者との感覚の差を埋める重要な要素です。

常識を活かす

常識を活かすということは、ページ数を減らすことにもつながります。たとえば救急車を呼ぶという行動は、どの様な事が想像できますか?

急病人やケガ人などがいる場合に呼ぶモノと想像がつきます。逆の言い方をすれば、ケガをしたら、救急車を呼ぶということにもなります。
これがどの様にページ数を減らすことにつながるかと言うと、皆さんの常識というモノを使っていると言うことです。
救急車がどの様なモノか?どの様な時に呼ぶモノか?またはどうすれば呼べるのか?までわかっているものだからです。

これは一例ですが、言い換えれば、こういった日常の常識を上手く使うことによってページはずいぶん減らすことが出来ます。

仮に救急車の呼び方を説明している漫画があれば、これはずいぶんページ数を取ってしまいます。
電話で119を押して、無料で病院まで運んでくれる、公共性のモノという説明をわざわざ説明していたら、ページ数を取ってしまいます。


救急車だけではなく、人間の仕組みでも一緒です。動けばおなかが空くとかでもみんな常識です。つまりそういったものを逆手にとって漫画の中で描いてみると、説明なくとも、この現象や行動が裏付けされる形になって読者は、どうしてその行動をしたかをくみ取ってくれます。


いかにも当たり前の話の様ですが、この部分を理解して、キャラクターの性格の裏付けをしていくのがポイントになります。キャラクターにも色や個性を持たせる事は大事ですが、やはり、弱い部分や強い部分があるわけですから、その部分を常識的に取り入れるというのが説明なくページ数を減らしていけるコツになります。


その弱い部分と強い部分を描くと人間らしくというモノが生まれてくるわけです。たとえば人前が平気な人は何事も動じない強さがあるように写ります。しかし裏返すとそういった人は圧迫的に人に話を押しつける様な口調だったりします。つまり人間誰しもそういった部分は持ち合わせているわけで、そういった色が描ける様になってくるとずいぶんとキャラクターに厚みが生まれてきます。


ページトップへ
サイト内にある画像及びイラストは無断で転記・転載することを禁じます。

inserted by FC2 system