どちらを先に作る?

読み切り作品を考える際に、皆さんはどの様な作り方や考え方をするでしょうか?ストーリーがあまり複雑だと、読み切りサイズではなくなりますし、キャラクターもたてないといけないしと考えれば考えるほど、難しい問題でもあります。

作品を作る際に一緒にまとめて考えてはいないでしょうか?
一緒に考えると効率も良く、まとまりが良い作品に仕上がるという人もいると思います。しかし漫画を作る際にはこの二つは別々に考えることが基本です。ストーリーとキャラクターを別々に考えるとストーリーが作れないと思う方もいるかもしれませんが、まずは別々に考える事について考えていきましょう。
ではこのストーリーとキャラクターどちらを先に作れば良いか?

基本的にはキャラクターを最初に作る事を漫画の教科書などでは勧めています。
これは間違いではない事ですが、デビューするまでにたくさんの作品を描く漫画家の卵さんたちにとっては、いくつもキャラクターを作るのも大変な作業です。なおさらストーリーも考えるとなると時間が足りなくなってしまいます。


このキャラクターとストーリー。まずはストーリーを作ることをこのサイトでは勧めます。
それはなぜか?

読み切り作品というのは、1話完結型なのでまずはしっかりした話づくりが大前提です。たいした盛り上がりもない話よりはしっかりとしたストーリーがある方が断然読み応えも違いますし、なにより読み切り作品として完成度がまるで違います。

しかしながらストーリーを先に考えると、キャラクターが活きないというスパイラルにはまってしまうのも事実なんです。

なぜ活きない?

まずはなぜキャラクターが活きないのか?を考えたいと思います。
ストーリーを先に作ってしまうと、いわばストーリーの骨組みが出来ます。この骨組みがしっかり作れば作れば作るほど、キャラクターたちは、その道にそった動きしか出来なくなってしまいます。


これがキャラクターが動かない原因という訳です。
つまりストーリーに起承転結をしっかりと作った場合、そのストーリー展開に人物を置くという感覚になり、キャラクターらしい動きをしないでも、物語が進んでしまうという形になってしまうからなのです。


i常識を考えるとイラストのような流れで間違いはないのですが、これでは予想が出来る流れとなってしまい、おもしろさが半減してしまいます。いわばこの動かないキャラクターは物語のおもしろさだけで進んでしまうため、ストーリー展開の引っかけや奇をねらう展開に目を奪われがちになってしまい、結局は「良くできた話」という流れになってしまい、漫画の重要要素であるキャラクターが死んでしまうという結果になってしまいます。

この動かないキャラクターという話作りをこのサイトは勧めているわけではありません。話作りを作りながらもキャラクターが活きるような漫画を作ってほしいわけです。
ストーリーを作って、なおかつキャラクターが活きるようなにするにはどんな割合で考えれば良いのでしょうか?

遊び

ストーリーをしっかり作り込んでしまうとキャラクターが動き出せないということは、ある程度いい加減にストーリーを作ってしまうことがポイントになります。このいい加減な曖昧な部分を遊びと言います。

いい加減というのは、極端に言ってしまえばはじめと終わりが決まっていれば良いというぐらい大胆な感じにとらえてくれてもかまいません。

ストーリーから考えるということは、自ずと終わりの形は決まります。しかしながら描きたいモノというテーマを決めて描くわけですから、どのみちそのテーマ内容から物語の終わりが決まってきます。


スポーツものであったら、ライバル校に勝つとか、出来ない技が出来るようになるとかそういった区切りが終わりになるのが定番ですが、大事なのはどのような過程やプロセスを踏んで、終わりに持って行くか?という事まで決めないという事です。

そもそも漫画のキャラクターとは少し魅力的な部分がないといけません。それは正義感たっぷりな魅力、努力を惜しまない魅力、また人に嫌われるような意地汚い魅力でも十分人を引きつけます。何も取り柄がないというのも大きな魅力です、描き方によっては。
つまり終わりを山の頂上にたとえると、それぞれのキャラクターたちはその頂上を目指して魅力的なやり方によって頂上を目指すようにすることが大事なのです。これがいわゆる遊びという感覚です。

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動き出すとは?
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