●どこで使う?

大ゴマを使うポイントはもちろん見せ場や盛り上げたいシーン、伝えたいシーンとなるわけですが、多様するのは厳禁です。大ゴマはもっともインパクトを読者に与えられる効果ですが、使い方によってはページを無駄につかってしまうことも考えなくてはいけません。読みきりというのはページ数が限られています。その中で見せたいシーンとはたくさんあると思います。しかしページ数が限られているということはやはり絞り込むという作業が必ずあります。いかに効果的な大ゴマを使うかを考えながら漫画を構成していかなければいけません。

つまり大ゴマをつかって物語に盛り上がりを入れたい。けれど読み切りのページ数をオーバーしてしまう。という悩みが常につきまといます。これはプロになっても同じような事で悩むはずです。結局はページ数に収まらないという事からそぎ落とすという流れになるはずです。このときに大きく取ったコマをいかに効果的に見せているかという事柄で判断する事が大事です。あくまでも自分が気に入っているコマだからなど物語とは関係のない事でページ数を無駄にすることはやめましょう。

●単調なコマばかりも…

全体の紙面を無意識的に読者は見ます。その中にコマが一定で紙面がさびしい感じを受けるのもマイナスです、多用するのはマズイですが、紙面をにぎやかにすることもわすれてはいけません。大ゴマはページを使います。
右と左の紙面を全体的に見てみると違いが良くわかると思います。紙面はほんの一瞬ページをめくった際に読者は全体を見るそうです。無意識レベルに近いですが、左の様なコマばかりだと紙面が静かに見える印象があり、右のような大ゴマをつかった紙面は逆に賑やかな印象を持ちます。あくまでも違いがわかりやすい様な例ですが、紙面が賑やかで不規則なコマほど読者は引き込まれる訳です。紙面の全体の目というのも併せて考えていければよいでしょう!

●絵で見せる

大ゴマを使って何を描くか?この描き方によって、読者の印象もずいぶんと変わります。大ゴマは見せたいシーンを印象づけるために使う訳ですから、台詞を長々と書いたりしてしまうと、大きく描いたコマの印象が薄れます。大ゴマは絵で見せる事によってインパクトがあるわけです。なるべく大きく描く際には、台詞はバシッと一言で収めることや動く描写だけといった具合により効果的な見せ方を考えましょう。また擬音をコマからはみ出るくらい描いたり、吹き出しを大胆に大きく使うなど、大ゴマと併用すると効果的に漫画を盛り上げられます


●見開きという大ゴマ

最大の大ゴマは2ページ見開いた状態での1コマでしょう。ページをめくったら、本全体に大きく描かれているコマ、これほどインパクトを与える手法はないでしょう。ここで重要な事は2ページを使うという事です。あくまでもこのサイトは読み切り向けに記事を書いているので、2ページの効果を取るか、2ページを物語や説明、キャラクターなどの動きなどに持って行くか、という戦いになると思います。2ページのインパクトを与えたとしても、説明が不十分だったりとなってしまうとインパクトはなんの意味も成しません。
つまりより効果的にあげるということ。これだけの事としてとらえた方が良いでしょう。一見、かっこいいや驚かせたいなど初心者がやってしまいがちな事ですが、大事なことは物語として効果があるか?という事を考えて、大ゴマを使う事が大切です。
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