●三種の神器

Gペン・ゼブラペン・丸ペンというのが、基本的なペンの種類です。ペン軸の先端にとりつけてペン先に製図用のインクにつけて、 紙に描く。なぜ3種類もあるのかというと、それぞれ線の太さが違います。また硬さも違いがあり、用途別に紹介します。

基本的に人物の主線を描きます。力の入れ具合で太くもでき、細くも描くことができます。主に人物のアップ目の絵柄に多用します。10個で200円から300円ぐらいで売ってます。Gペンは慣れれば強弱が付けやすく、線の太さも自由自在に描くことができます。極端にいえば、これ1本で賄えることができます。
ゼブラペンはGペンよりも硬く、細めな線です。これはGペン主軸に対して服のしわや顔の細かい線に使います。また遠目の人物なども描くときに使ったりします。硬いということは、線の太さがかわらないということなので、服のしわや遠目の絵柄に対して有効ということです。値段はGペンと同じぐらいです。
マルペンは極細で、強弱がききません。つまりきれいな線が描けるということです。主に影や顔の線などにつかいます。アップしたコマの細かな描写に使います。値段はGペン同様の値段です。ペン軸がGペン・ゼブラペンとは異なり、丸ペン専用に用意が必要です。

●マジック

適度なマジックの太さでコマ割りの線などを描きます。昔はカラス口という道具で書いていた人もいましたが、主流はコミックペンになっています。髪の毛やべた部分に塗ったりもします。髪の毛は筆ペンなども強弱がつけやすいです。

●漫画とは静と動

コマの中に背景と人物がいます。背景は直線。人物は曲線。実はこれがコマに奥行きを出したり、遠近感が出たりします。線の太さを背景と人物が同じにすると非常にみにくくいコマになります。線の太さを変えることによってはじめて人物が浮きでてくるのです。
背景はマルペンなどを使うと理想的ですが、はっきりいってうまく書けません。極端な言い方をすれば、マジックペンでもかまいません。いまは極細のペンは山ほどあります。無機質な背景を描くのに実は最適です。定規との相性もいいですし、インクの渇きも早いです。

背景と人物が静と動としているのがわかりやすい図です。ごちゃごちゃ複数の人間が動いているシーンですが、うまく人物が浮き出ているのがわかると思います。また人物と背景の線が重なる部分は人物にフチが付いているような感じで放している書き方も浮き出るひとつのテクニックです。

●インクとコピー

最近はいろいろなペンで書く作家さんもたくさんいます。さて何が使用できて、何が使用できないかという確認ですが。コピー機で簡単に判断できます、標準の濃度でコピーを取ってみてください。しっかりと線が出ているようであれば、どんなペンをつかってもかまいません。製図用のロットリングや万年筆でもOKです。
自分で描きやすいペンを探すのも上達のひとつです。


●白フチと白ヌキ

漫画の中にはいろんな表現があります。吹き出し以外にも心の描写など、吹き出しを使用しない文字があります。いわゆる白フチと白ヌキです。
白フチは文字に白のフチがかかっている状態。白ヌキは文字自体が白い状態。これはバックの絵柄が関係していて、バックがベタ一色だったりすると、白抜きの方が読みやすいとなります。主には白フチの方が多いです。
さてこの吹き出しを使用しない台詞などは原稿上、どのような処理をすれば良いか?
ペン入れしたコマの上に鉛筆で書くわけにもいきませんので、トレッシングぺーパー(以下 トレペ)を用意してください。トレぺは製図用の薄い紙です。薄いという事は下の透けると言うことで、漫画の白フチや白ヌキの指定に使われています。

わかりやすくオレンジをトレペとしています。簡単な仕組みはコマのどの位置に文字が入る事がわかればよいとされています。要は透けていれば良い。(極端に言えば、コピー用紙を貼っても良い。位置が判断できれば良い)
全体的に覆い被せる事を推奨としていますが、部分部分にトレペをペたっと貼っている作家さんもいます。

●見開きの作り方

おそらく大半の方が市販の漫画原稿専用用紙を使って漫画を描いていると思います。漫画専用原稿用紙には、わかりやすく目盛りなどがあらかじめ印刷されていると思います。原稿用紙の外側には必ず2本線が引いてあります。この一番外の線を製版線と呼び、ここまで絵柄を描いてくださいという線です。製版線の内側にもう一つ線があります。これを仕上がり線と呼び、印刷された時にこの線まではしっかりと印刷されるという線です。見開きは、この仕上がり線までを重ねるわけです。

どちらのページをカットしてもかまいませんが、必ず、仕上がり線でカットしてください。注意点は、重ねる部分があるため、トーンなどをまたいで貼るのではなくページごとにカットして貼った方がよいでしょう。
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