●漫画とは?

漫画を制作していく過程で様々な悩みが出てくると思います。表情がうまく書けないやアングルが決まらないやセリフ回しが上手くないなど…あげたらキリがありません。
映画にしたら、脚本家や映画監督、撮影、俳優など様々な役割分担があるのにマンガはそれらをすべて自分一つでやらなければいけないという大変な職業です。最近では原作と作画担当に分かれている漫画も珍しくありませんが、きわめて漫画というのは漫画家個人の力量がそのまま反映するものです。
しかし映画と違って自分の思いを形にできるもっとも安く上がるエンターテイメント作品に違いありません。自由な世界観や設定が紙とペンだけで世界に発信できるのです。
●何を伝えたい?

漫画を描くにあたってもっとも重要なのが、【何を伝えたいか?】がもっとも大切な事柄です。これがブレてしまうと物語もパッとしません。作品を通して何を発信し、感じとってほしいか。これが実は踏ん張り所で必ず核となって原動力をくれるはずです。
しかし、普通にあなたが思うことでいいです。たいしたことを考えなくても。そして気分や年齢で感じたことや伝えたいことは変わってきます。それでいいんです。描く漫画によって、真逆なことを伝えてもよいわけです。すべての漫画が考えなくても、あなたの色になります。だから肩の力をぬいてかんがえましょう!
絵がうまいだけや儲けたいだけなどでは到底やっていけません。
無から有へ。これほど大変な作業はありません。

だからこそ、きっと辛いときにこのメッセージやテーマなどの助けられます。等身大の自分を信じて、漫画をかいていきましょう!

●エンターテイメント思考

「なぜ、漫画を描きたいと思ったの?」
編集さんがついたら、まず聞かれると思います。

みなさんはどう答えますか?
僕の場合は、「少しでも自分の考えを漫画として載せていきたい」と答えました。
編集さんいわく、「まぁみんなそうだよね」
考えてみれば、この理由以外では、やっていくことは難しいんだろうと僕は思います。漫画が好きだからとか、絵が人よりうまかったからは二の次で、この考えがあってのことですもんね。たぶん皆さんもこう答えると思います。(もし違う方がいても、ぜんぜんおかしくはありませんよ。なんとなくぱっと連載勝ち取る方もいますので・・・)
モノを作り出すという人たちはやはりこの考えがあってのことだと自分は思っています。
この自分が訴えたい考えというのは、どのぐらい漫画に載せていけばよいのでしょうか?

答えは10%です。

少ないと感じましたか?
でも間違っていないと思いますよ。なぜなら読者の本音は、「誰だか知らないやつに人生、説かれたくねぇよ!」だと思います。
たとえば、新人が会社にやってきました。しばらくして、こういいました。
「先輩、あなたの仕事に対する姿勢、僕間違っていると思います」
あなたは「あっ!ごめん、いってくれてどうもありがとう」
ってなります?
「社会の社の字もしらない野郎にいわれたくねぇよ!」
絶対こっちが正しい反応です。これを漫画に置き換えても同じです。語り口調な漫画はぜったい紙面には載りません。ではのこり90%はなんでしょうか?
答えは「エンターテイメント」です。
自分の訴えたいこと:エンターテイメントの割合は
     
 1 : 9
となります。
これは漫画です。
漫画は教科書でしょうか?違います。「娯楽」ですね。
このエンタメを入れてこそ、人は楽しく読んで、漫画の世界にのめりこみます。少年誌を目指している方は、もうちょっと入れてもいいでしょう。2:8ぐらい。かの有名な雑誌では、「友情・正義・勝利」を入れれば、売れるとまで言ってたぐらい、教養の部分も占めていることはあります。この3大原則を入れると売れる=「共感できる」や「そうあってほしい」というモノだと思います。少年誌は、対象が少年ですから、訴えても響くというところもあります。
さて、青年誌を目指している方は極論、エンタメ100%でもかまいません。自分の考えは、読者が汲んでくれます。自分が考え、面白いと思った作品には、必ず自分の分身は入っています。

例えば世界の正しいこと。堅い言い方ですが、
・人生悪いことのほうが多いけど、だからこそ良いことに喜びを感じるんだ
・人は強欲でもろい生き物だけど、信じる心は忘れてはいけません

などなど、あげたらキリがありませんが、こんなことわかっているはずです。わざわざお金出して、買っている雑誌に言われても?いうところです。
読者は「新人なのにこんな物語がかけるんだ」とか、「緻密な絵柄は圧巻だ」とかあなたの漫画を評価してくれます。それはきっとあなたの評価にもつながります。
だから漫画家を目指しがんばっている方!最高のエンターテイメントを読者に魅せてあげましょう!泣かせたり、笑わせたり、感動させたりなんでもかまいません。心が動けば、もうそれは最高のほめ言葉になります。



●読ませたい人を考えない。

読ませたい人とは、この世代やこの人たちになどの事を指します。これは投稿や掲載を目指す雑誌にもよりますが、雑誌がそれほど多種多様に出ているかというとそうでもないです。
雑誌はギャグやストーリー漫画にラブコメなど様々なジャンルが入って一つの雑誌となります。
 では、「こんな人に読んでもらいたい!」と考えている方はどうすればよいのでしょうか?
メジャー誌とマイナー誌はどちらも同じ路線を走っているわけではないです。メジャー誌はいえば、アメリカの映画。マイナー誌はミニシアターとするとわかりやすいでしょう。
書きたいものを書いていれば自ずと読者を選ぶ結果になります。これはどうしょうもないことかもしれません。メジャー誌なら、共感できる題材やよくある設定や奇抜なアイディアになります。

しかし有名な雑誌に載りたいと書きたいものを書くというのはどうしても両方かなえたいというのが、贅沢ながらみんな持っていると思います。
しかしそんなことを考えるより漫画というエンターテイメントをあなたらしくやる事をとことんやるべきだと思います。
あなたが読んでほしいと思う人や世代におもしろいと感じてもらえるエンターテイメントとは何か?ではなくあなたがおもしろいと感じる物を考えればいいのではないかなと思います。

僕自身は、漫画ならではのあり得ないくだらない話が大好きなんですが、中には人間の闇や情に訴えるような静かな作風の方もいると思います。
では静かな展開やあまりストーリーが動かないものをどうやってエンターテイメントにするのか?って事ですが、たばこを吸うことさえよくある風景の吸い方をどのように見せるかだって、僕はエンターテイメントだと考えます。

つまり現実にある設定で静かに情に訴える漫画だって、漫画です。

簡単に言ってしまえば、あなたが書きたいものはどのようにしたら自分は楽しく書けるかということにつきるのだと思います。
編集さんにだめ出しされても、友達がいまいちの反応だとしても、自分がこう見せたらおもしろいと感じることが大事です。

漫画は読んでもらうことが大前提ですが、読み手を選ぶというのは大先生でも言わないような贅沢な話です。「この漫画好き」と言ってくれる人は自ずと後からついてきます。自分を信じて、自分がおもしろいと感じることに感性を研ぎ澄ませばいいと思います。

簡単のようで難しい話ですけど、大事なのは自分がぶれない強さを持つことだと思います。こうすれば漫画としてはおもしろいだろうの付け刃は、全く効果は出ません。
自分を信じて、楽しく書きましょう!

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